R2.2.22 OPEN!!
ここでは岡山のトイレ情報を発信していきます!
“Smart×Simple”というコンセプトで、多目的トイレマップと連携し、トイレマニアはもちろん、〇〇のトイレ情報を知りたい!という方など、みんなのためのトイレ情報局です。

非水洗便器

去る、1月9日の話…。
私は当ブログの読者の方と共同調査を実施。
共同調査は当ブログとなっては初ですが、過去にも2019年夏にもお会いし…
その当時はトイレブログから一時的に撤退していた時期でしたが、特別企画として昨年の夏に5回に渡って"特別編"としてその方から画像を提供して頂き、2019年夏にお会いした際の物件を紹介していきました。
特別編は最後にリンクとして貼っておきます!
最後までご覧あれ!

今回の共同調査は沖縄を拠点とし、TOYOの旅行とトイレ調査日記を運営されているTOYOさんと共に行いました!

今年初の投稿であり、当ブログ初の岡山県外になります。

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トイレの外観です!
かなり近代的な雰囲気で、ちょっと高級そうな機器すら設置されてそうな公衆トイレのオーラですが、このトイレはこの外観だけ見せられたら?!?!?!ってなるようなものが付いています。最後までご覧あれ!

また、ご覧の通りまさかの雪でした!

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トビラはこんな感じで、なかなか近代的な雰囲気です!

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中の扉も外の扉と同じような衣装のものでした!
これだけ見ると立派なものが付いているんだろうな〜と感じる方もいらっしゃるかと思いますが…

それではトイレに入ってみましょう!

トイレ内
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中に入ると木のぬくもりを感じる雰囲気で、電球色のLEDがなかなか!
ラベンダー系の芳香剤が外まで香るほど沢山置いていましたが、ほのかにヒノキの香る、そんなトイレでした!

それでは、手洗器へ!


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手洗器はカウンター式で、TOTOのCeFiONtect仕様オートボウルTYL102・手乾燥機付)を使用しています。
因みに陶器カラーはホワイト(#NW1)になります。

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因みにカウンターは大理石調になっており、この手洗器は自動水栓を軸に、このご時世では自粛ムードな手乾燥機や石鹸が手をかざすと出てくるハイテクなもの。
この物件では手乾燥機のみのものだったが、他にも石鹸+手乾燥機と石鹸のみというバージョンがあります!

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また、標高も高いこともあり、ヒーターが設置されています!


ここまで、見ているとこのトイレは絶対に水洗であり、間違いなく最新型があるようなトイレにしか見えないでしょう!



しかし、ここからがこのトイレ最大の特徴なのです!


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?!?!?!?!

実はこのトイレは汲み取り式、俗に言うポットン便所なのです!

因みにメーカー名は不明ですが、ジャニスのU1Mの可能性が高いでしょう。
因みに陶器カラーはINAXでもおなじみのピュアホワイト(BW1)です。

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この雰囲気にまさかの朝顔という度肝を抜かれるシチュエーション。
自動洗浄の小便器の洗浄音が響くようなオーラすらある空間に…。

次は大便器へ!
流石にこっちは簡易水道だろwって思う方もいらっしゃるかと思いますが…


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まさかのこっちも非水洗式です!
一応、暖房便座にはなっているものの…。

因みに大便器はダイワ化成のDC-166を使用しており、同社の暖房便座(SW-7)を組み合わせて使用しています。
こちらもメーカーは違えど、陶器カラーはピュアホワイト(BW1)です。

では、多目的トイレへ…。


多目的トイレマップ(※準備中)

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多目的トイレも手洗器は同じもので、TOTOのCeFiONtect仕様オートボウルTYL102・手乾燥機付)を使用しています。
もちろん、こちらにもヒーターはあります!

これだけを見るとネオレストくらいついてんじゃね?っていうオーラを感じますが…。


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やはり、こちらも大便器は非水洗式で男性用と同じくダイワ化成のDC-166を使用しており、同社の暖房便座(SW-7)を組み合わせて使用しています。


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非水洗腰掛式便器がこの角度からまじまじと見られるのもなかなかないかも…。
他メーカーとの類似性のあるものが多い中、この普通便座に見える暖房便座は実はオリジナル設計…。

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この角度からだと、この便座は暖房便座すらないのか?って見えるほど。
因みに便座左上にちょこんと見えるのが温度調節のコントローラです。

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前から存在は知っていましたが、大手2社は洗浄便座と同じボディを使う暖房便座も存在するだけになかなか異彩を放つものに…。

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便器内はこんな感じ!
穴は直下になっており、ケータイとか大事なものを落とそうものなら地獄行きに…。

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紙巻器と手すり。
因みに便座クリーナーはありませんでした(´・ω・`)

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ベビーシートが設置されており、こららはTOTO製でした。
因みにおむつは持ち帰って…とのこと。

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天井は高く、そして明るいトイレ空間です!
こちらはすべて嵌め殺しではなく、右の1つだけ開くようですw

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フックも用意されており、ここらはイマドキのトイレってところ。
ドアの重さも軽く、開きやすいドアでした♪

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そして、裏側には臭突たちが…。
写真では隠れており、雪に埋もれていましたが、並行するように汲み取り用のマンホールもありました…。

それでは、この物件についてまとめて、その日についてもここでまとめましょう!

まとめ
実はここはTOYOさんより話を聞いており、ここがあるブログで紹介されており、それを情報を元に訪れました!
最初、その情報を見てから、ポットンということに驚きが隠せませんでした…。

使用機器としては手洗器にオートボウルを使うなど奮発した面も見られ、トイレも木のぬくもりを感じ、明るくキレイなトイレでした!
もし、ココが水洗ならネオレストとまでは行かなくともウォシュレット完備でそれなりの機器が付いていたと思います。

新しいうえ、手入れも行き届いており、下手な水洗トイレよりも気持ちよく使えました!

また、この日は冒頭の外観写真にあるように雪が降っていた上にとても寒く、麓のロープウェイの駅のトイレ(※水洗)は凍結のため使用禁止になっていました。
簡易水洗でもなく、敢えての非水洗なのは凍結したときのためのことを考えてなのかもしれません。
幸いにも手洗器からはバッチリと水は出ていましたが、使えないときは使えないのでしょうかね…。

スケジュール 
この日は朝から、岡山駅西口→大富駅→邑久駅→長船駅→香登駅と行き、邑久駅は凍結のためトイレ使用ができず断念…に。詳細はTOYOさんの記事をご覧ください。
そこから、雲辺寺へとクルマを走らせ、途中に粒江PAで休憩し、番の州公園→ロープウエイ→当物件→昼飯→高瀬駅というスケジュールになり、常盤公園は予定にはなかったのですが、高速上からなんか古そうなトイレがある!というのを感じたらしく、寄ることに。
その予感は的中で、ここには少しずつ珍しくなりつつある、あの怖いマークの入ったアイツが居ました!

9時過ぎに迎えて、11時頃に香登駅の調査を終え、雲辺寺へと走らせ、高速を降りるまでは常盤公園を除けば計画通りでしたが…。


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※画像は私のクルマのカーナビ。場所は異なります。
そこからの雲辺寺へはカーナビに振り回されるわ、振り回されるわで大変でした。
あれっ?可笑しいなと思うと、一般道で行きたいのにどういうわけか高速道路に戻させようとしているのですが、何とか待避所を見つけ、設定し直して一般道メインのルートに…。


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何とか、雲辺寺ロープウェイ乗り場に着き、ロープウェイで雲辺寺を目指すことに。
ロープウェイは初めて乗った気がしますが、ワクワクしちゃいましたねw

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麓に付けば、様子は様変わり。
調査が終わる頃にはそこそこな雪になってました。
因みに沖縄出身のTOYOさんはここまでの雪を生で見るのは初めてだったようです。
岡山の私でもここまでの雪はなかなかありませんから、観測こそあるものの、基本的に雪の降らない沖縄の方からすれば、新鮮であることには間違いないでしょう。

遅めのお昼にし、高瀬駅を目指しました。
高瀬駅で17時に解散しましたが、私は途中睡魔に襲われたので与島PAで仮眠休憩。
しかし、高速上は凄い風で想像以上に疲れ果てて、休憩したのに時折睡魔に襲われ、帰るまでの道中はひたすら睡魔との戦いで、自宅には19時半頃に帰りました…。

このご時世もあり、この共同調査も叶わないかも…って状態でしたが、叶いまして、お互いに良き新年旅行になったと思います。
一部の都県では緊急事態宣言が再発令されており、今では大阪、京都、兵庫、愛知、岐阜、栃木、福岡も加わり、ギリギリのラインだったかもしれません…。
こういった共同調査は今の状況が落ち着くまでは不可能になりつつありますが、この状況が落ち着いたらまた、やって行きたいですね。
もちろん、どなたでもお待ちしています!

なお、今回は当物件以外は私のカメラでは写していませんが、時期を見つけ、前回のように画像提供というカタチで特別編として紹介していく予定です。

※建替前のトイレのデータはこちら

2019年夏の特別編
1.旧桃太郎荘周辺 その1
2.旧桃太郎荘周辺 その2
3.JR伯備線 井倉駅
4.JR伯備線 日羽駅
5.JR伯備線 豪渓駅

今回も特別編をお送りします!

こちらもTOYOさんと昨年夏に岡山県を旅したものです。
一気に県北まで飛びましたが、その道中に給油したりしましたが、道中はとても楽しいものでした!

☆TOYOさんの記事はこちら

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トイレは駅の右側にあります。
改札内にも大便器が1室あり、このトイレの真裏にあります。
なお、改札内のトイレは男女共用になります!

手洗器
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手洗器はL5Dを2台使用しており、ハンドル単水栓になります。
カラーはホワイト(#NW1)ですが、このトイレの中では一番あるあるな機器かもしれません。
また、手洗器の右からよく見ると配管が伸びていますが、大便器にとって大事なものが繋がっています!!

小便器
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小便器は何れもアサヒ衛陶製で、奥2台が朝顔小便器のU1SET、手前1台が箱型小便器のU14SETになります。
色々と取り付け痕があるので、竣工当初からは変化しているでしょうね。また、仕切り板としてA100も組み合わせられています。
TOTOでは朝顔小便器はありましたが、箱型小便器はありません。

大便器(改札外)
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大便器は和式1室のみですが、ここでまさかのものが投入されます!
この駅を巡った最大の理由ともいえる、ナショナル製簡易水洗式の和式便器です!
品番はCH823となり、正式名称は“クリーンスイセン和風“で、1987年~2001年の間に製造されていたようです。
竣工当初は非水洗和式だったと思われますが、少なくとも18年前にはこのような様子になっていたようです。
手洗器の方にあった配管はこの個室のためのものでした!

▽参考リンクはこちら


大便器(改札内)
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改札内にもあり、こちらも同じくCH823が使用されていますが、設置方法が異なり、こちらは和式両用便器として使用されています。
因みに洗浄は右側のレバーを用いて流します。

また、改札内には手洗器は無く、外にSK322が設置されていました。これで手を洗えってことなのかな?といった配置でした。

まとめ
周りには消防基地や個人商店があるぐらいで非常に閑散とした感じでした。
近くには井倉洞があり、結構大きな鍾乳洞でしたが、季節柄もあり、なかなか涼めました。

本題ですが、トイレ内はやや悪臭があるものの、あまり綺麗とは言える感じではありませんでしたが、管理はされており、むちゃくちゃには汚い様子ではありませんでした。他の駅に比べると緊急時であればどうにか使えるかな?というレベルでした。
現在では撤退してしまったパナソニックの簡易水洗便器ですが、一般家庭の比率が高いだけにパブリックではかなり珍しい存在だと思います。母の実家にも1996年~2007年までクリーンスイセンのCH230を使用していましたし。

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