今回は初の公衆トイレを紹介しますが、普段の行動範囲ではない吉備中央町(賀陽町)から!
吉備中央町は賀陽町と加茂川町の2町から合併してできた町で、岡山県の中西部にあります。
※敷地内にはガソリンスタンドもあり、別途トイレありだが、こちらのみ取材。なお、青空市の店内にこのトイレの案内あり。
◇Body Color
・小便器/手洗器
パステルアイボリー(#SC1)
・大便器/多目的トイレ:便座
ホワイト(#NW1)
・多目的トイレ:手洗器/便器
ベージュ(#55R)? ※廃盤色
☆男性用トイレ
【手洗器】
手洗器はL230Dを使用しています。水栓はハンドル単水栓です。
後年になって、L230DSに変わり、形状が変わりましたが、INAX側での同等品のL-132AGは形状を変えずにアクアセラミックにも対応し、約60年間販売されているようです。
左には純正シャボネットの容器を撤去したのか、ポカンと開いています。写していませんが、上には鏡とライトがあります。
【小便器】
と……ここまではよくある公衆トイレのような雰囲気ですが、大便器に予想外のものが……。
まさか、こんなトコでアイツがいるとは……。
【大便器】
和式もしくはC14RS、CS140あたり付いてるのかなと思いきや、大便器はCeFiONtect仕様のネオレストD1を使用しています!
品番はCES9563(便器部:CS966B/機能部:TCF9563R)になります。
ネオレストの中では廉価なグレードですが、見かけるとおっ!ってなりますね。
因みにネオレストDはネオレストSDのマイナーチェンジモデルで、2006年8月に発売しました。
一昔前のTOTOの安定感のあるフォルムで、ネオレストSDから見ると約12年程販売され、2015年にネオレストDHにバトンタッチしました。
ただ、オート開閉モデルが無くなったり、ネオレストでは初の温風乾燥のないグレードも追加され、やや格が下がりました……。
しかし、個室が少し狭かった……。この画角が限度でした。
床タイルの色が違うあたり、嘗ては和式だったのでしょうね。
公衆トイレとはいえ、便座クリーナー付!
便座クリーナーはサニクリーンのものを使用しています。
青空市のトイレも兼ねているので、管理は青空市の方がしていると思われます。
着席センサーの黒い部分がいいアクセントになるフォルム。
このセンサーも1つのデザインとして一躍買っていますね!
便座も現行のものに比べると大きめで着席スイッチ(感圧スイッチ)の違和感もなく、ゆったりしている感じです。
そして、フラットリモコン!
最初はなんじゃ、こりゃ?って思いましたが、使ってみると使いやすく、機能的で印象がガラッと変わりました!
四隅のスイッチは個性的でありながら視認性が良く、液晶パネルの周りを覆うスイッチの適度なクイック感があり、スイッチを押したときの青いバックライトが見やすく、使いやすいんですよね〜。
実はこのくらい程度の良いものをゲットして、マイリモコンとして持ち歩こうかな?と思ってみたり……。
☆多目的トイレ
▽多目的トイレマップはこちら(※6/13追加)
大便器はC48ASを使用しており、便座はウォシュレットPS(2011年モデル)TCF5502Eを使用しています。
洗浄装置は押しボタン式フラッシュバルブになりますが、ボタンが小さく、少し硬めでネオレストに比べると使い勝手は悪く、跳ね上げ手すりも少し邪魔な印象でした…。
また、横にはベビーシートも用意されています。
L字手すりと便座クリーナーはあり、洗浄装置を除けばそこそこ快適そうな内容です。
こうしてみるとウォシュレットのリモコンの存在感がありますね!
このフラッシュバルブもテープでぐるぐる巻き……。
オートクリーンCにはできそうにないとはいえ、何とかならなかったのか……(´・ω・`)
【まとめ】
よくある、公衆トイレ感はあるものの施設の横ということもあり、管理は行き届いており、比較的気持ちよく使えるトイレでした。
ウォシュレットも完備されており、見た目とは裏腹に充実したトイレで、しかも、一般用はネオレストを採用していて、当時のネオレストの中では廉価グレードではあるものの、プチ贅沢な気分でした。
また、男性用トイレと女性用・多目的トイレの間にはベンチもあり、待つのにも良いな〜と思いました。
しかし、多目的トイレの洗浄装置は考えものでしょう。
せっかく、一般用のトイレではあっ!と言わせてくれただけに、これには思わず落胆しました。
どうせなら、多目的トイレにもネオレストを導入してほしかったですね。
次回は6/15に更新します!お楽しみに!